莢迷の旅

できれば連れて行って欲しいんだ

バックグラウンドノイズでなく、主人公として生きる

百合にだったら絶対的な自信がある。

でも百合は勝負じゃないから、負けるという概念がなくその自信がおびやかされることはないのだけど。

 

ゲームも好きだけどここまで自信はない。

強いて言えば「一人になっても続ける」ってことか。

 

3Dに至ってはそんなのすらない。

あー……一日一個作ってたっていうアレがあるか。アレは確かに自信の原料みたいなものかもしれない。が、それだけだ。

 

少しでも自信になり得そうなものでもあれば、それを軸に動いていけると思うのだが。

 

その軸を見つけようとしているとさ。なんだか自分の本質、特徴 世界に対する視座を探り掘り出してるみたいで。

それを見つけられたら、俺も人間になれる気がする。ホモ・メタテクストゥス。

 

人間とは自走性システムに操られない者のこと。

それはつまり、自分の意思で世界を歩くということ。

主人公といって差し支えない。

ゼクレの主人公だって、やるべきことは決まってるんだから「進むだけだろ」とゼク氏に言われてた。

主人公はそういうものだ。

 

さて。俺も主人公にならなければならないのだが。

「人が言ったからでなく、自分の足で歩く」という方針が決まった。

そうだ。それでなくてはバックグラウンドノイズに堕すだけだ。

 

あとはもう、主人公のように進むだけ。単純だ。